9月・10月の活動報告

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9月・10月の活動報告

9月・10月も多くのご依頼をいただき、
都城市(宮崎県)・土浦市(茨城県)・駒ケ根市(長野県)・秦野市(神奈川県)・日野町(滋賀県)など、
全国の自治体議会で研修・議論支援を行いました。


【1】決算審査を“政策改善の起点”として活用する支援

決算は、執行部が実施した政策の結果を整理し、
総合計画との整合性を確認する機会です。
特に、総合計画に設定されているKPI(成果指標)との関係を明確にすることが重要です。

研修では、

  • 政策の成果が総合計画のKPIにどの程度寄与したかの見方
  • その評価を踏まえた課題・不足点の整理方法
  • 翌年度の改善に結びつく論点整理の進め方

について扱いました。

「数字を確認して終わる」のではなく、
成果(できた/できなかった)とKPI(目標値)を整理する視点を共有することで、
議会が改善提案に踏み込めるようにすることを狙いとしています。


【2】議会主体の政策提案に向けた研修(参加型)

一般質問や委員会審議を、
個別事業の指摘ではなく政策レベルで行うための研修を実施しました。

特に、事業単位ではなく
まちの現状全体を踏まえて課題を整理する“議会起点”の視点を共有しました。

ポイントは、

  • 政策論点の設定方法
  • 議員同士の議論の活用方法
  • 理念や机上論で終わらせず“実施できる”形に落とす方法

です。

単なる講義形式ではなく、議員自身が参加しながら議論を進める
ワークショップ型で行いました。


理念論でも制度論でも終わらせない支援を

「やる気はあるが方法がない」
「理念は語られるが実装されない」
この状況を打破しなければ、まちは良くなりません。

私たちは、理念や制度論に陥らず、実行力のある議会支援を続けます。
“本当にまちが良くなるために議会ができること”を明らかにし、
“どう進めるか”を共に考え、これかも実務レベルで支援していきます。

渡辺 太樹

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