2026年1月・2月 活動報告


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2026年1月・2月の主な研修・講演実績

2026年1月・2月は、全国各地の議会・議長会にて、
「議会の役割を高めるための実践的なテーマ」について、講演・研修のご依頼をいただきました。

【議長会・広域】
茨城県市議会議長会/埼玉県市議会議長会
南空知4市5町議会/かずさ4市議会議長会
三重郡議長会/美方郡議長会/児玉郡議長会

【個別議会】
いなべ市/北上市/都城市/栗山町/那珂川町/佐用町 ほか

各地で共通していたのは、
「議会として、より実効性のある役割を果たしたい」という強い課題意識でした。


今回ご依頼いただいた主なテーマ

今回の講演・研修では、大きく3つのテーマについてお話ししました。


① これから期待される地方議会

― 審議と提言の両輪で、地域の発達と住民福祉を実現する ―

議会の役割は、
執行部起点での審議(受動)と議会起点での提言(能動)の両面にあります。

そしてこの二つは、
両輪として回ることで初めて、地域の発達と住民福祉の向上につながります。


実際の現場では、役割は理解されている一方で、
十分に審議や提言の質が高まっているとは言えないという声も多く聞かれます。

その背景にあるのが、
現状認識や論点の共有、そして議論の進め方の難しさです。


そこで研修では、

・現状をどう捉えるか
・どこを論点とするか
・どのように問いを立てて実際の委員会で議論を進めるか

を整理したうえで、
議員間討議を通じて審議と提言の質を高める具体的な進め方を共有しました。


審議と提言は両輪であり、
それを動かすエンジンが議員間討議です。

委員会前後での議論の持ち方や進め方、また議員全員での共通理解をどう形成するかなど、
そのまま実践できる形での進め方についてお伝えしています。


② 一般質問の改善

― 準備を変えると、質問が変わる ―

一般質問については、
「やり取りはしているが、政策に十分つながっていない」という課題が多く見られました。


そこで研修では、一般質問を

“準備によって質が決まるもの”として再設計する方法

を中心にお伝えしました。

具体的には、

・何を実現したいのか(ゴール)
・どのような成果を目指すのか(アウトカム)
・現状はどうなっているのか(事実)
・どこに課題があるのか(論点)

を整理したうえで、
政策レベルで問いを立てる考え方を共有しました。


これにより、

・確認や批判にとどまらない
・執行部を動かす
・政策を前に進める

一般質問へと変えていくことが可能になります。


③ 広域課題への向き合い方

― 議会同士の連携による解決へ ―

南空知地区をはじめとした広域での研修では、
複数自治体にまたがる課題への対応がテーマとなりました。


人口減少や医療、産業など、
単独では解決が難しい課題に対しては、

・広域としての現状把握
・各自治体の政策・総合計画・財政の整理
・連携すべき分野の見極め

が重要になります。


そのうえで、研修では

議会同士でどのように議論し、方向性を共有していくか

という観点から、
広域での議員間討議の進め方について具体的にお伝えしました。


■ 本研修でお伝えしていること

今回のテーマに共通しているのは、

「分かっていることを、実際にできる形にする」ことです。

・議論が重要であること
・現状把握が必要であること
・政策で考えるべきであること

これらは多くの議会で共有されています。


そのため、本研修では理念にとどまらず、

・委員会でどう議論するか
・どのように論点を整理するか
・どやって形にするか
・一般質問をどう設計するか

といった、
日々の議会運営にそのまま落とし込める形でお伝えしています。


■ 最後に

議会の取り組みは、
地域の発達と住民福祉の向上に直結します。

その実現に向けて、
各議会の状況に応じた形で、引き続きご支援してまいります。

渡辺 太樹

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